特種のタネ 機能紙編

機能紙入門

紙の力学特性

紙の強さ(強度)を表現する場合、次の4種類を一般的に用います。

 

紙の強さ

1. 引張強さ
一定の大きさの紙に張力を加えて引っ張り、破断する時点の最大負荷で表します。
引張強さを向上させるためには、繊維間結合や繊維の絡み合いを増やします。

2. 破裂強さ
紙面に垂直な圧力を加えて破壊させるのに必要な力です。引張強さと同様に、繊維間結合・繊維の絡み合いを増やすと強度が増します。また伸びにも左右されます。

3. 引裂強さ
紙を引裂くときの抵抗力(仕事量)のことです。引張強さなど他の強度と相反する関係傾向にあります。

4. 耐折強さ
紙の繰り返し曲げに対する抵抗性で、紙が切れるまでの折り曲げ回数を対数で表します。水分が増えると耐折強さは大きくなります。

水分と強度

紙の強度は繊維間結合の影響が多い為、湿度に大きく影響されます。そのため、研究報告書や試験表には、JIS規格に準拠した環境条件(23℃-50%R.H.)で一定時間調湿した後の試験値を用います。

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