特種のタネ 機能紙編

機能紙入門

紙の地合

紙は植物繊維が絡み合い構成されます。繊維で構成されているため、フィルムのように同一成分で均一に構成されている訳ではありません(これは紙の短所であり、長所でもあります)。繊維がどの程度均一に分布しているように見えるかを「地合(じあい)」といいます。

 

地合の良い紙・悪い紙

植物繊維が均一に絡み合い、紙を透かした際、均一に見えるものを「地合の良い紙」、逆に不均一に見えるものを「地合の悪い紙」といいます。地合の悪い紙は、微視的な坪量の変動が大きく、そのため破断につながる弱い部分の割合が多くなります。

パルプの処理をせずに紙を作ると、非常に弱く、地合の悪い紙となります。このため、紙は叩解(こうかい)という処理を行ないます。叩解は、繊維を物理的力でたたきほぐすことにより、パルプ繊維を切ったり、フィブリル化させ、紙を強くしたり、地合を良くする作業です。和紙の時代では、繊維を木等で叩いていましたが、現在では機械(ビーター、DDR等)で行います。

地合の良い紙をつくるために、繊維配合や叩解、紙料濃度、ワイヤーパートでの脱水、調整など工夫します。

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